時々刻々作業療法しましょう

時々刻々 作業療法しましょう

現場で使えるをもっとうに、作業療法士の引き出しを、時々書いています

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

高齢者における排便障害

高齢者の排便障害というと、一般的には、便秘や下痢、便失禁などの症状が連想される。これら症状は、生活障害として認識されて初めて問題となり、羞恥心などプライバシーの問題も影響し、「外に出掛ける事が出来ない」といった社会的障害を引き起こす。また…

おむつのメリット デメリット(使用前に考えてほしい事)

高齢者のリハビリでは、紙オムツを使用している方に関わる機会が多い。特に多いのが夜間だけオムツを履いている場合ではないだろうか。私見ではあるが、オムツを使用している利用者の多くは、オムツをパンツの代替え品と考えていないだろうか。 オムツを使用…

高齢者に対する失禁予防の体操

高齢者に多い失禁の代表格が、機能性尿失禁や下部尿路障害に代表される腹圧性尿失禁・切迫性尿失禁であろう。このうち、腹圧性尿失禁や切迫性尿失禁に対する骨盤底筋群のリハは、症状の改善に有効であるとの報告が多い。 尿失禁とは 意志に反して尿が漏れる…

訪問リハビリテーション わかりやすい血液データー ②(腎機能)

前回の血液データー①では血液一般検査(末梢血検査)、血液生化学検査(肝機能、代謝)についてまとめた。今回は、腎機能の血液データーに関してまとめてみた。 腎機能の数値を見るポイント クレアチニン(Cr) eGFR(推算糸球体ろ過量) BUN(血中尿素窒…